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テ・ジョヨン第17話

第17回
草原を走る騎馬兵。
「唐が蛇水まで進撃しただと? (ヤン将軍アップ。テーブルをたたく)一大事ではないか。補給路の発見はまだなのに」
「トルバル将軍によると、(コム将軍アップ)敵は、ヘスに百の倉庫を建てたとか。しかし、そのほとんどは偽物で、本物はたった十です」
「では、我らを誘引しているのか?」
「そうです。のみならず、倉庫を守る軍は、ほとんどが水軍です。遼東軍は海に不慣れで、大被害を受けました」
コ・サグ「今、平壌では、朗報を待っているのに。これを、どう伝えれば・・・」
コム「噂では、大臣らが唐に和睦を申し込むそうです」
ヤン将軍「和睦だと?」
「スギョン様を送り、唐と和睦を結ぶのです」
「ならん。それは降伏も同然だ。コ将軍、今度はそなたに任せる」
「私がですか?」
「全軍を総動員してでも、唐の軍需倉庫を探し出せ」
コム「私も参ります」
ヤン将軍「時間がない、何としてでも倉庫を見つけろ。国の運命はそなたらにかかっている」
「はい、将軍」

平壌城。
「陛下、スギョン様です」
「通せ」
スギョンはいり、挨拶する。
「どうしたのだ?」
スギョン「陛下にお話があります」
「そうか、聞こう」
「私を、唐へ送って下さい。私には、夢がありました。国を守った英雄と結婚することでした。英雄には会えませんでしたが、国を救う機会に恵まれました」
「スギョン」
「人質でも構いません。この身が戦を防げるなら、命など惜しくはありません」
「ならん」
「陛下」
「お前は娘も同然だ。娘を死地にやる親はいない」
「私にも、報恩の機会を」
「駄目だ。唐へは行かせない」
「陛下」
「朕の姪を守る者が国に一人もおらんのか。ただの一人もか?」 

補給船の中。
ケドン「この船には、唐の軍需品が積まれています。皆、唐の軍服に着替えねばなりません」
テ将軍「倉庫に着くのはいつだ?」
「明朝には目標の倉庫に着くでしょう。着き次第、攻撃を加えます。襲撃直後に出発ですので、迅速に動いて下さい。攻撃直前に、唐の旗を下げ、三足烏の旗をあげてください」「三足烏の旗を?」
「はい」
「高句麗軍だとなぜ知らせるのだ?」
「全てにおいて、我らは劣勢です。噂が誇張されれば、唐には恐ろしい存在となり、味方には心強い援軍となるでしょう」

補給船から、燃える倉庫を見るケドン、テ将軍たち。

補給船内の会議シーン。

草原を走る騎馬兵。
平壌城の会議。
「もう倉庫がいくつも焼かれました」
「のみならず、ヘスの敵の水軍陣地もその正体不明の軍にやられたそうです」
「不思議なことです、倉庫をいかに見つけたのか・・・見つけても接近は難しかったはず」
「誰が彼らを率いておる?」
「味方なのは確かですが、遼東でも知らぬそうです」
「遼東でもか? 狐につままれたようだ」
「それで、推測したのですが。そんな事が出来るのはただ一人。倉庫襲撃の際、三足烏の旗がありました。三足烏の旗を使うものは、他にはいません」
「しかし、船を動かす腕は並ならぬものでした」
「将軍、ナムセン様は海には不慣れのはずです」
フクスドル「ヘスは海に近く、そこに、唐に負けた味方の水軍の残兵がいるはずです」
「ナムセン様が彼らを集め、敵を倒しているのでは?」
「まあ・・・遼東軍ではないなら、三足烏を掲げて戦う人は大大兄だけです」
「ナムセンが、ナムセンが生きている?」
「間違いありません、ナムセン様が国を救っているのです」

唐の軍営。
「お呼びですか?」
イ・ジョク「話がある。さあ、座れ。単刀直入に言う、ソル将軍、頼んだぞ」
ソリンギ「話の省略が甚だしくて、何のお話だか・・・」
「ヘスを荒らす泥棒猫どもを、退治せよ。それと、軍需品をウィ島に運べ。ソル将軍、平壌城は容易には落ちぬ。長期戦になったら、戦の勝敗は、補給次第だ」
「申し訳ありません。私にはできません」
「ソル将軍よ、すでに倉庫は半分も焼けた、そなたにしか守れん」
「契丹軍は海戦の経験がありません。匪賊や山賊ならともかく、船を操る海賊退治など、土台無茶です」
「そ・・・ソル将軍、契丹軍こそ、我らの誇る最強の軍ではないか」
「汚いとか、盾にするとか言ったくせに」
「また・・・その話か。私が悪かった。この減らず口を慎むから、今度だけ出兵してくれ」
「頼む、ソル将軍」
「では、私も一つ提案します。軍需品をウィ島に移すなら、誰かが、ウィ島に残り、補給を指揮せねばなりません」
「そうだな」
「大惣管がなさってはいかが?」
「では蛇水はどうする?」
「ここは、私が守ります」
「不届き者。大惣管の前で指揮の指図か?」
「大目に見てれば、つけあがって」
「この戦は、鴨緑江で終わるべきだった。本隊を救出しても、契丹軍が得たのは蔑視だけだ。だが危機が迫ったら、また助けを求めておる。この恨みはまだ晴れていないが、なおも先鋒を固守し、戦意を燃やす理由は、ただひとつ高句麗を滅ぼし先帝の敵を討つためだ。勝利のためなら、何でも要求する。私には、十分にその資格があります。私の話は終わりです。判断は大惣管にお任せします」
ソリンギは、席を立つ。
イ・ジョク「ソリンギ、ははははは、そなたが正しい、そなたが蛇水を指揮しても何も変わらん。ウィ島も大事な要地だ。私がウィ島に行くから、ここは任せた」
「将軍」
「時間がない、軍を率いて、ヘスへ行け」
「はい、直ちに出発します。この私も、彼らが何者か知りたくて、たまりません」

高句麗の軍営。
「ようこそ、将軍」
「遠路、大変だったでしょう」
「ここに来る途中、話は聞いた。それで、敵が軍需品を一箇所に集め始めたと?」
「はい、警戒を強める気です」
「あの高句麗軍のお陰だ。正体は分からぬのか?」
「ここにいる間、彼らの影も見ていません」
「とにかく、この好機をものにしよう」
「そうです、この機に敵の基地を潰しましょう」
「正体不明の高句麗軍に会えぬのが残念だ。彼らと挟撃できたら、一度に片付くのに」

補給船の中。
「将軍、今、唐軍がヘスに着きました」
「敵の現在位置は?」
「対岸の山中に陣を取りました」
「そなたらが偵察してこい。些細な兆候でも見逃すな。いいか?」
「はい、将軍」

唐の軍営。
ソリンギ「この地を熟知している奴らだ、さらに、船の扱いにも長けている。奴らを倒し、軍需品を移すのは簡単ではない」
「奴らは、たったの百人です。この一体を隈なく調べては、どうです?」
ポンペ「すでに、ここの唐軍がやりました。他の方法を探さねば」
ソリンギ「そうだ、ポンペの言うとおり、今は、秘策が必要だ。奴らを一気に倒す秘策が要るのだ」
イ・ヘゴ「将軍、我が契丹軍が、狼を狩る方法です。広い草原で、狼を狩るのは大変です。隠れている奴らをおびき寄せるのです」
「続けよ」
「敵の狙いは、我らの軍需品です。その軍需品をウィ島へ移せば、奴らは姿を現すはずです」
「万が一、軍需品が燃えでもしたら・・・大変なことになる」
「移すのは偽物です」
「偽物?」
「そうです、偽物で敵をおびき出すのです」
「将軍、実に妙案ですな」
「狼狩りか、偽の餌で。狼をおびき出す・・・」
「将軍、今度は私とチョリンにお任せを」
「何? 二人で大丈夫か?」
「狼狩りの秘訣は、相手を先に見つける事です。狩人が少ないほど、罠にかかり易くなります」
「今すぐに、水軍基地へ行け。彼らと協力し、狼狩りを始めるぞ。高麗の奴らを全滅させてやるそう・・・狼狩りだ。狼狩り」

イ・ヘゴとチョリンが兵を引き連れて、馬で進むのを、隠れて見ているケドンたち。
チョリンにもらったリボンを手に取るケドン。

夜、水軍基地を偵察するケドンたち。
荷物を運んでいるのが見える。
イ・ヘゴ「我らを見ている奴らがいる、振り向くな」
「いつから?」
「昼間からだ。十人に満たない。奇襲ではなく、偵察に来たに違いない。予想以上に順調だ」
「皆に伝えろ、すぐに退却する」

一人の兵が、イ・ヘゴの一味に囲まれる。
イ・ヘゴ「はぐれたのか? お前らは誰だ? 何者ゆえ、我らを探る?」

チョリンにかけよるイ・ヘゴ。
「ついに、奴がまた現れた」「何のことだ?」「その首飾り・・・我らの狙う敵は、あの高句麗人だ、奴らがヘスを荒らしていた。今でも、高麗城での恥辱を忘れられん。奴め・・・現れてみろ、今度は、必ず奴の首を・・・」

補給船の中。
「ソリンギ? 確かにソリンギの軍か?」
「さようです」
「将軍、軍需品を焼く絶好の機会です」
「ですが、護送にしては兵が少なすぎます」
「どういう意味だ? 罠とでも言うのか?」
「不確かですが。兵も一人行方不明です。用心すべきです」
「そのとおりだ。しかも、ソリンギがいる。甘く見てはならん」
「しかし、軍需品が運ばれたら、我らに不利です。必ず防ぐべきです」
「時間がありません、早く決断せねば」
「敵の補給隊が出発しました」
「将軍」「将軍」「直ちに出発する」

イ・ヘゴの偽補給部隊が進む。
口笛の音。
イ・ヘゴ「高句麗軍だ、敵襲だぞ」
「敵だ、高句麗軍だ、敵だぞ」
「ひるむな、戦え」

コ将軍「皆、殺せ、一人も逃すな、軍需品を焼け」
コム将軍「私に続け。総攻撃せよ」
コ将軍たちに降り注ぐ、火矢。
「何・・・どこからだ?」
「あそこからです」
コム将軍「将軍、罠です、敵に囲まれました」
コ将軍「全軍退却せよ」「退却だ、退却せよ」

テ将軍たちが進み、隠れる。
コルサビウたちが近づく。
コルサビウ「将軍、将軍」
「どこからだ?」
「谷からです、唐が高句麗軍を攻めています」
「どこの高句麗軍だ?」
「不明ですが、全滅しかけています」
「軍を二手に分ける。ケドンらは、谷の入り口を、ム副将は私と来い、時間がない、急げ」
「はい」



ソリンギの陣営。
「何? 罠にかかった?」
「谷は敵の悲鳴で、修羅場と化しました」
「ヘス一体を荒らした奴らの正体は?」
「どうも安市城の軍のようです」
「安市城? ヤン・マンチュンの手下か?」
「さようです」
「おかしい・・・、とにかく大したものだ、イ・ヘゴ副将だ、武芸のみならず、知略まで。見るほどに素晴しいですな」
「軍馬の音では?」
「何事か調べて来い」
「はい」
「将軍、将軍、我が軍が大敗しました」
「何を言うか、大敗だと?」
「別の高句麗軍が現れ、大勢の契丹兵が殺されました」
部族長「どういう事だ? 誰が誰に殺された?」
「テ・ジュンサンです、あのテ・ジュンサンが味方を・・・」
「何、テ・ジュンサンだと? そんな馬鹿な」
「チョリンとイ副将は?」
「チョリンが行方不明です。即刻、軍を出してください。包囲された味方を救うべきです」
「」な・・・何という事だ、なんだと? テ・ジュンサン? そんな・・・」


イ・ヘゴ「チョリン、チョリン、チョリンは」
「副将」「チョリンは?」「探しています」「チョリン」「退却を」「放せ」「チョリン」「早く退却を・・・」「放せ、チョリン、チョリン、チョリン」
「退却せよ、皆退け」



朝。
チョリンが山の中を逃げ惑っている。
後ろから、ケドン。
剣を抜くチョリン。
ケドン「剣を納めろ」
「断る、お前を殺す」
「チョリン」「馴れ馴れしく呼ぶな、私は、高句麗など知らぬ、ただ、お前を信じただけだ、だから、高句麗を選ぼうとした、なのに、お前は裏切った、私の信頼を裏切り・・・」
「私は、裏切ってない、」
「黙れ、お前のせいで部族が滅ぶところだった。この恥辱を晴らす道は、お前を殺す事だ」「話を聞け」「黙るのだ」
ケドンの腕に、刀が当たる。驚くチョリン。チョリンの腕を捕まえるケドン。
「一度も忘れたことはない、長城を越えるときも、海を渡る時も、矢の雨が降る戦場でも、私は一度も、お前を忘れた事はない」

「チョリン」
イ・ヘゴが現れる。
「貴様を・・・決して生きて帰さん」
イ・ヘゴとケドンの戦い。

イ・ヘゴへ向けて矢が。
コルサビウと兵が現れる。

イ・へゴ「この次は必ず殺してやる」
チョリンをつれて逃げるイ。


「夢か現か・・・兄上に会えるとは、生きて会えるなんて・・・」
「トルバルか、間違いない・・・弟のトルバルよ」
抱き合う二人。
「兄上」
「将軍、大将軍はお元気で?」
コ・サグ「もちろんだ」
「一度も安市城を忘れませんでした。恋しい人が大勢います」
「そうだろう、もうじき皆に会える」
「コム・モジャムです。お話は聞いています」
「よろしく、大莫離支はお元気で?」
「しかし、驚きました。ぺスを脅かし、補給路を断ったのが、テ将軍とは」
「私ではない」
「そなたではないと?」
「素晴しい青年と会いました。彼の知略と勇気のお陰です」
「先程、コルサビウには会ったが・・・」
ケドンと、コルサビウが来る。
「今、言った青年がこの者です」
コム・モジャムとコ将軍が驚く。
「なんと・・・お前は」
コム「ケドン」
ケドン「コム師範」
テ将軍「知り合いか? 奇縁だな。皆ここで会うとは、ははははは」

契丹陣営。
ソリンギ「何とか言え、なぜこうなった?」
「落ち着き下さい」
「落ち着け? 無残に負けて落ち着けるか」
「しかし、食糧は無事に運べました」
「さようです。敵の援軍が来なければ、安市城の奴らを・・・」
「もどかしい事よ、まだ分からぬか? 荒らしたのは、安市城の兵ではなく、後から来た奴らだ。高麗城から長城へ逃げたーーテ・ジュンサンだ、また現れるとは、今度こそ、ただじゃおかん。イ・ヘゴ副将よ」
「はい」
「今すぐ、兵をペス一体に配置しろ。テ・ジュンサンの行き先を調べろ」
「承知しました」
「テ・ジュンサン、て・ジュンサン・・・実にしつこい悪縁だな、また出くわすとは、畜生め、忌々しいやつめ」

テ将軍「今から、コ将軍と共に、安市城へ行く。ケドンは、水夫を百済城に帰せ」
ケドン「私は、船で南へ行きます」
「南へ?」
「唐軍は蛇水にいます。船で川を遡れば、敵陣に容易に入れます」
「お前一人で、敵陣へ?」
「はい」「ならん、危険すぎる」
「入りさえすれば、多くの重要機密を得られます」
「だが、失敗したら?」
「国運をかけた大戦が始まるのに、この機を無駄にはできません」
コルサビウ「私がコルサビウと共に参ります」
コム「私も一緒に行きます」
「どうか許可を

コム「どういうことだ、阿呆軍に打ち明けてないのか? 父上に会うために命がけで、発ったのではないか?」
ケドン「今の私には、まだその資格はありません」
「ケドン・・・」
「どうか、知らぬ振りを。時が来れば、自分で言います」
ケドン去る。
トルバル「コム将軍、テ将軍がお呼びだ」

テ将軍「そなた、ケドンとは、旧知の仲だそうだな」「はい、ところで、何用で・・・?」
「彼を初めて見た時、ただならぬ気を感じた。気のせいではなく、初めて感じるーーとても強烈で熱い感情だ。まるで絶たれた血筋がーー繋がったような。まだ彼には、この感情を話してはおらぬ。だが、もう我慢できぬ。私の質問に正確に答えてくれ。あの子の親は、誰だ? もしや、私の血縁か? 私の息子なのか?」
「そのとおりです。将軍のご子息です。ジョヨンです、ケドンこそ、ご子息のテ・ジョヨンです」

ケドンが一人で作戦を練っている。テ将軍が来る。
「何用ですか?」「出発の用意はできたか?」「潮を待っています」
「立派な指揮官は、部下を子のように大事にする」「肝に銘じます」
「親も同じだ。子を守れなかった親は、親の資格などない。もう、隠さずともよい。実によく似ている。その目や口元や、性格は、お前の母に似ている。悩んだであろう? つらい運命に打ち勝とうと。どんなに孤独で苦しかったか」
「私は、今・・・罰を受けているのです。母上を虚しく死なせ、父上を遠い高麗城へ行かせました。すべては、私が生まれたせいです。今は、その親不孝の罪に報いているのです」「その罪にどう報いるのだ?」
「母上は、立派になった時に、自分の名を取り戻せといいました。その時までは、誰の子でもなく、ただ卑しく孤独なケドンなのです。それが、私の罪の代価です」
「いや、お前は悪くない。お前を生んだーーこの親のせいだ。罰は、私が受けるべきだ。私を許せるか?」
泣くケドン。
「お前と、お前の母を守れなかったーーこの父を、許せるか?」
「父上」「ジョヨン、ジョヨン」泣きながら抱き合う二人。
「父上・・・父上」「ジョヨン」「父上・・・」「息子よ・・・」「父上・・・」「私の息子よ・・・」「父上」「ジョヨン」「父上」「我が息子よ・・・」

平壌城。
「大きな危機を免れた。すべては、ペスで唐の補給を乱した、正体不明の軍のお陰だ。それで、正体は分かったか?」
「不確かですが、ナムセン様との噂です」
「噂と状況からして、大大兄と思われます」
皇帝「ナムセンが国を救ったか」「陛下、我らが勝てば、一等功臣は大大兄でしょう」
ゲソムン「まだ戦中だ。しかもナムセンだという証拠も無い」
皇帝「いいや違う、大大兄のほかには有り得ない。戦に勝てたら、褒章のときは、最優先させようぞ」
ケジン「陛下、確かに戦況は一変しましたが、まだ楽観はできぬ状況です」
ブ・ギウォン「さようです、敵は遼東と平壌を合わせた軍勢よりも、はるかに多いのです」
ソンギョム「それに、ウィ島への補給を防ぐべきでした、しかし結局は失敗しました。そうだ、容易な戦ではない。だが、ここまでよくやった。我らにも勝ち目が出てきた」
「さようです、ご心配は無用です、今度こそ、勝利へ導いて見せます」

山の中の一軒家。
外で、薬を作っている。
シン・ホンが、部屋の中に入ると、ナムセンが寝ている。
シン・ホン「元気が出て、毒を消す薬です」
ナムセン「要らぬ、下げろ」
「だんな様」
「寝ている場合ではない、すぐに平壌城へ行かねば」
「その体では無理です」
「国が危機なのだ、敗将の身で養生するのか?」
「だからです、汚名をそそぐ機会を得ねば」
「今日は何日だ?」
「あなたを見つけてから、一ヶ月になります」
「困った事だ、やる事は多いのに、回復が遅すぎる」
「これでも天のお恵みです」
「何か噂は聞いたか? 話してくれ」
「今・・・戦雲は蛇水に集まっています」
「蛇水に?」
「唐が軍需品を蛇水に移し始めました。それは決死の覚悟を表します。今後、この上ない大戦が起こるはずです」
「蛇水? 蛇水で大戦が起きる?」
「この大戦では、三つの≪水≫が山場です、まず、あなたの負けた鴨緑江、唐の倉庫のあったペス、そして最後の蛇水が大一番でしょう。だんな様、世は急変しています。今、焦っては、事を仕損じます。ゆっくり観望し、機会を狙うのです」
「お前は誰だ? 山中にいながら、世間を隅々まで知るとは、ただの学者ではないな、一体何者だ?」


船の中。
「もうすぐ、蛇水へ着きます。蛇水には唐の主力部隊がおり、大惣管は兵站船の管理で、ウィ島にいます。この両地点で、命令書が交わされます。その命令書は戦略に関する指示でしょう、我々の任務は、それを奪うことでう。蛇水の警備はきわめて厳重です。命がけの任務となりましょう、しかし、これは肝に銘じるべきです、戦を勝利に導く最後の機会は、我らにかかっている事を」


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