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テ・ジョヨン第16話

第16話
ミモサ「盗みを働くとは、許せん、捕らえて下さい」
「縛れ」
連れて行かれるケドン。
ミモサ「我らが疑われそうだ」
兵士「心配なさるな、適当に調べて消しておこう」
ミモサ「禍根が消え、むしろ幸いです、お休みください」
コルサビウたちがケドンと兵士を追う。

室内で。
ミモサ「心配いりません。彼が何を言おうと我らに、害は及びません、私に任せて下さい」
ミモサの頬をたたく村長。
「卑怯者め」
「祖父様」
「知らぬと思ったか? 密告したのは、ミモサ、お前だろう。お前をそう育てた覚えはない。卑しい真似を覚えおって」
「私は間違っていません」
「あの者を助けたかったのだ。なのに・・・」
「彼らに手を貸せば、民が唐軍に報復されます。悩んだ末の結論です。やむを得ませんでした」
「だが、これは間違っている」
「私なら、その場で殺しました。祖父様は、村の安全を大事にしてこられました。それなのに、ケドンだけには心を許された。一体どうして、奴のために危険を冒すのです?」
「あの者は、ただならぬ気を発しておる。感じたことのない希代な運気だ」
「その運気とは?」
「天の秘密は計り知れぬ。だが、あの者に会えたのは私にとって、特別な縁だ。その縁を信じたかったのだ」
「その縁はこれで終わったのです」

連れて行かれるケドンを、コルサビウたちが奪還する。

唐の兵士が逃げていくのを追うコルサビウ。
ケドン「もういい。じきに唐軍が来る」
「皆、散らばれ、指示があるまで、勝手に出歩くな」
コルサビウ「将軍がお待ちだ」

洞窟。
テ将軍「危なかったな。百済城唐の特別管理下にある。さらに警戒を強めよ」
「肝に銘じます」
コルサビウ「唐の補給船が一隻はいりました」
「補給船が?」
ケドン「ヨンジュを出るなり故障したため、ここで修理をするようです」
テ将軍「兵士の数は?」
コルサビウ「積荷があるため多くはありません」
「将軍、船を奪う絶好の機会です」
「補給船・・・唐の補給船か」

安市城。
馬に乗ってコム将軍らが到着。
コム将軍が報告。
「大勝です。高句麗が大勝しました」
「確かにナムセンが勝ったのか?」
「川を越えた敵は全滅しました。生還者はたったの百人余りです」
コ・サグ「大莫離支が正しかった。ナムセンが国を救った」
「敵の補給倉庫は見つかりましたか?」
「見当もつかん」
「ナムセン様は大宝軍の南下をお望みです」
「何だと?」
「補給路が見つからねば、協力して敵の本隊を挟撃したほうが・・・」
「敵の軍勢は我らよりはるかに多い、しかも、相手は、唐の名将イ・ジョクの率いる本隊だ、正面対決を避け、補給路を断つのが上策。それが勝敗を分ける鍵だ。ナムセンはすでに敵を甘く見ておる。取り返しがつかないぞ」

平壌城。
スギョン姫達が、高句麗勝利を喜んでいる。
ナムセンがスギョン姫に求婚するシーンの回想。

高句麗陣地。
ナムセンが考えている。スギョン姫の返事をフラッシュバック。
にやけるナムセン。
フクスドルが報告。
「唐軍の様子は?」
「敵陣は静まり返っています。もう不用意に川を渡れないはず」

唐の軍営。
イ・ヘゴ「戦況を一変させる妙案があります」
ソリンギ「申してみよ、どんな策だ?」
「唐の敗因は裏をかかれたからです。形成を逆転するには、裏の裏をかかねば」
「裏の裏をかく?」
「さようです、裏の裏をかくのです」
「詳しく話してみよ。ここの皆に分かるよう詳しく話せ」
「まずは、ここから撤退するのです。味方だけでなく、敵陣にも決して気づかれぬようにです」
「それで? その次は?」

高句麗陣営。
「軍営の整備が終わりました」
「ご苦労だった。戦はこれからだ。決して油断せず、小さな勝利に驕るな」
「そのとおりです」
「オン将軍は、先のように兵を率いて、谷へ」
オン「しかし、谷は敵の死体が山積みです」
イ「将軍、敵もわれらの戦略を知りました。敵が川を越えた後に、谷へ行っても間に合います」
「敵はまだまだ大軍だ。しかも窮地に追い込まれ、いつどう出るか、分からん。気を抜くな」
「はい」

鴨緑江の唐陣営。
「我らに決死隊を下さい」
「将軍、決死隊を出して下さい」
「決死の覚悟で活路を開きます」
「将軍」
イジョク将軍「まずは衝撃から立ち直るのが先決だ。地に落ちた士気を高めねば。高句麗への恐れを消し去らねば」
イジョク将軍に耳打ちする伝令。
「通せ」
イ・ヘゴ「ソリンギ将軍の使いで参りました」
「ソリンギ? (テーブルを叩いて)怖くて逃げた者が何だ?」
「違います」
「黙れ。夜中にこっそり逃げただろう」
「お言葉ですが、ヨンジュへもどれと言ったのでは?」
「貴様、口答えを・・・・・・」
「いい加減にせい」
「それで、奴がお前を送った理由は? 何の話で参った?」
「今すぐに川を渡って総攻撃なさいませ」
「総攻撃だと? 今の状況を知っているのか?」
「はい」
「将軍、ソリンギは戦術など知らぬ生兵法の輩です、鵜呑みは禁物です」
「今、せめても、敵はまた逃げるだろう、負けを繰り返すだけだ。分かっておるのか?」「さようです」
「たわけが、承知の上で総攻撃と申すか」
イ・ヘゴ「いかにも(にんまり笑う)ナムセンは山へ逃げられません」
「一体何を申しておる」
「ソル将軍が契丹軍を率いて、待ち伏せています」
「ソリンギが、すでに山に?」
「さようです、同じ戦略で報復するのです」
「ソリンギ・・・ソリンギが・・・」
「今すぐに、総攻撃の命令を」

鴨緑江の高句麗陣営。
「敵が攻めてきました」
「予想通りだ、お二人で交代に防がれよ。私は本隊を率いて山へ行く」
「はい、将軍」
ナムセンにんまり。

山に登るソリンギたち。
「高句麗軍が近づいて来ました。ソンマニョンが入り口を。チョリンとポンペは左右の稜線に埋伏しています。唐の本隊が後方から攻め、敵は谷へ入った瞬間に、皆殺されるでしょう」
ソリンギ「裏の裏をかく、裏の裏をな、実に大したものだ、イ・ヘゴ副将のことだ、武術にも知略にも長けている。実に良い武将を得ましたな。早く、来い、ナムセン、ここは虎の口だぞ、早く入って来い」

谷の入り口に近づく高句麗軍。
手をあげて、軍を止めるナムセン。
フクスドル「何か?」
ナムセン「唐軍の死体が消えた」
フクスドル「獣に食われたのでは?」
ナムセン「後発隊は?」
フクスドル「オン将軍とイ将軍が敵を誘引しています。待ち伏せするには急がねば」
頷き、進めの合図をするナムセン。
谷へ入っていくナムセン軍。
ソリンギ「射よ、総攻撃だ、攻めろ」
ポンペ「攻撃せよ」
「皆攻めろ」
「放て」
岩や、火のついた丸太を投げ落とす契丹軍。
「敵襲だ、慌てるな」
チョリン「射よ、一人も生かすな」
「一人も逃がすな、皆殺しにしろ、貴様」
ナムセン「退却せよ、谷から出ろ、退却せよ」
フクスドル「退却だ、退却せよ」
オン将軍に、イ将軍が告げる。
「将軍、オン将軍、谷に入ってはいけません。唐軍に追われてるのだぞ?」
「敵に騙されましたぞ」
「どういうことだ?」
「味方が谷に閉じ込められた。もう・・・全滅しますぞ」
「全滅? では、ナムセン将軍は?」

谷の中。
フクスドル「将軍、どこです? フクスドルです。どこですか? ナムセン様はどこだ?何とか申せ、フクスドルです。一体どこです? 将軍、生きておいでですか?」

山の上のソリンギは、高笑い。
「先帝陛下、ご覧下さい。皆殺しにしろ」
「」

ナレーション「西暦661年9月、今の鴨緑江で起きた戦の記録が、三国史記に記されている。ヨン・ナムセンの兵3万人が死に、残りは、唐に降伏したという。この敗北で、高句麗は深刻な危機を迎える」

百済村の船着場。
船の荷積み風景を視察する村長たち。

洞窟の中。
テ・ジョヨン「明朝、補給船が高句麗に向かいます。何としてでも今夜中に船を奪わねば」
テ将軍「兵には伝えたか?」
「はい、作戦の全てを叩き込みました」
テ将軍「警戒が厳しくなった。用心せよ」
コルサビウ「ところで、我らには海を知る者がいません。奪ったあと誰が操舵を?」
「実は、それが最大の問題だ」
「では、我らが漕ぎましょう」
「ならん、軽く考えていたら死ぬぞ」
テ・ジョヨン「方法はあります。百済城には優れた水夫が大勢います。村長に水夫をお借りしましょう」
「今の様子では断られるだろう」
「私が説得します」
「お前がか?」
「これ以外に方法がありません」
船の工場に、ケドンの似顔絵が貼ってある。
女の悲鳴。兵士が連れてく赤ん坊を取り返そうとしている。
「何事ですか?」
「ここでは、娘が生まれると奪われる」
「奪った子をどこへ?」
「それは誰にも分からん。奪われた子は決して戻らぬ」
コルサビウ「生き別れですか? なぜ娘だけ?」
ケドン「百済城を滅ぼすつもりだ、いつかは、男しか残らなくなる」
「そして彼らが死ねば、百済の面影は、跡形もなく消える」
「言語道断だ」
テ・ジュンサン夫婦と赤ん坊が逃げるシーンの回想。ケドンが立ち上がろうとするのをコルサビウが止める。
村長と孫も、赤ん坊が奪われるのを見ている。
村長は、ケドンたちに気づく。
コルサビウ「行こう、ここは危険だ」

夜。
潜んでいるテ将軍とコルサビウたち。
テ将軍「ム副将とコルサビウは、停泊中の補給船を奪え。急げ」

村長の家。
門を開けるミモサ。
テ・ジョヨン「村長に会いに来た」
ミモサ「死にたくなければ、帰れ」
「村長に会わせてくれ」
ミモサ「くどいぞ」
村長「通せ、お入り」
乱暴に門を閉めるミモサ。

部屋の中。
テ・ジョヨン「今夜、唐の補給船を奪います。ですが、船を得ても動かせません。それで、村長にお願いに来ました。水夫を貸して下さい」
ミモサ「そんな頼みは聞けない」
「村長」
「祖父様、水夫が消えたらその家族も殺されます」
「単なる要請ではありません、同盟を結びましょう」
「同盟を?」
「百済と高句麗の同盟です」
「百済はもう滅んだのだ」
「民がいます。彼らのためにも再起するのです。お助け下さい。我らも百済再建を助けます」
ミモサ「馬鹿な。我らには生き残る方が大事だ。無理だ、帰れ」
「村長の助けが、最後の希望です。私は、決して諦めません」

夜の補給船。
コルサビウとム副将が、見張りを剣で倒し、船を制圧する。

村長の家の中。
「そうだ、高句麗が滅べば、百済の再建は無理だ、だがそれも生き延びてこそだ。逃げてきた民を殺せない。生ける屍でいいのか?。今の百済城には、将来への希望がない。生き永らえているだけだ」
「機会を狙っているのだ。時が来たら百済復興の戦を起こす」
「都合のいい弁明だ。裕福な奴隷よりも、百済の魂を守るために、戦って死ぬべきだ」
「そのためには、力の蓄えが必要だ、今は人助けどころでは」
「やめなさい、ミモサよ」
「はい」
「我らは国を失い、生きるためにここまで来た。だが彼らは戦の中にある国を救うために、命を投げ出している。戦にも時宜がある。この時を逃せば、我らは永遠に百済を失い、唐人になるのだ。この祖父は、それが心配で、目をつむれぬ」
「ですが、船を奪えても、すぐには水夫を集められません。彼らの策は失敗で、祖父様が危うくなります」
「とにかく行こう、補給船を奪ったかどうかが先だ」
「祖父様」
村長とケドンは、席を立ち、出て行く。
残ったミモサは、狼狽する。
ミモサは、別の部屋に行き、隠してある地図を出し、外に出る。
ミモサ「誰かおらぬか、来たれ」
「はい」
「官庁へ行く。今夜の識察司令は?」
「ソン副将です」
「ちょうどいい、官庁へ行く前にソン副将に会う」
「はい」

補給船。
補給船を奪ったテ将軍一行と、村長が挨拶する。
「感謝します」
「高句麗と百済は、血のつながった兄弟。同属が協力するのは当然だ」
「朝までに水夫は集まりますか?」
「前もって話し合うべきだった。まず兵を連れて隠れなさい。集まり次第、計画を立てよう」
「では、この船を諦めろと?」
「方法がないのだ」
下を向くテ将軍たち。
コルサビウ「将軍、あそこを」
唐軍が兵を連れてくる。
ミモサが前に出る。
「ミモサよ、一体どういうことだ」
唐の指揮官が剣を抜き、次々に皆剣を抜く。
村長「ならん、彼らと戦ってはいかん」
「村長」
「彼らは百済の青年たちだ。同族で殺しあうのか」
「我らを捕らえに来たのです」
村長「いかん、戦うな」
唐指揮官「降伏すれば助けてやる。抵抗する者は死を免れんぞ」
村長「ミモサよ、どういう事だ? 本当にお前の仕業なのか? 密告したのか?」
「黙れ。孫のお陰で命拾いしたのだぞ」
「ミモサよ、何て事を・・・」
ケドンの引きつった顔。
ミモサ「他に方法が なかったのです。一日で水夫を集めるのは、無理です。こうするしかありませんでした。唐の服を着ていても、彼らは百済人です。大勢の水夫を集めるにはこの方法しか」
村長が、驚いて、頷きはじめる。
テ将軍の顔。
ミモサ「海では、彼らに敵う者はいない。彼らを連れて行きなさい」
驚いて、剣を下すケドン。コルサビウ。唐の指揮官もびっくり。
唐の指揮官「おい、何を言っている?」
ミモサが振り返って、唐の指揮官を見る。百済兵が、唐の指揮官ら3名を切りつける。
驚く、テ将軍、コルサビウ、村長、ケドン。
「お供します、百済と高句麗のためです」
「お供します」
テ将軍びっくり。
村長は、安堵のため息。
ミモサの自信ありげな顔。
ミモサは、懐から地図を出し、ケドンに渡す。
ミモサ「そこに、赤い印がある。それが軍需倉庫の場所だ。前に盗んだのは、偽物だ。残念ながら、高句麗は、鴨緑江で大敗した」
ケドン「本当か?」
「さよう。唐軍は平壌へ進軍中だ。その地図があれば、今の戦況を逆転できるはずだ。それだけの価値がある」
「ありがとう」
「また会えるだろう。今日を忘れるな」
「もちろんだ。村長とミモサの恩を、骨に刻んでおく」
村長のうれしそうな顔。
「ありがとうございます」ケドン頭を下げる。
「ありがとうございます」一同頭を下げる。

平壌城。
皇帝の前に、兵士たち。
「我らは、皇命を守れなかった重罪人です、どうか処刑してください」
「処刑してください、陛下」
ヨン・ゲソムンが前にでる。
「ナムセンは? 大逆罪人のナムセンは?」
「大莫離支。ナムセン様は、最後まで軍律を守りました。敗戦の原因は我らにあります」フクスドル「さようです」
「ナムセン様は、国と民のため、戦い抜きました。我らが・・・しっかり補佐できなかったせいです」
皇帝の前に、ひざまずくヨン・ゲソムン。
皇帝「何と、大莫離支? 立たれよ」
ヨン・ゲソムンが立ち上がる。
皇帝「そもそも無理な戦だった。だが、ナムセンたちは、期待のほか初勝利を収めた」
ブ・ギウォンとケジンのふくれっつら。
皇帝「それだけで希望となった。この戦で唐に勝てたら、それは緒戦を勝利に導いたナムセンと彼らのお陰だ」
「陛下」
ブ・ギウォン「そのとおりです。過ぎた事より、今後に対処せねばなりません」
ケジン「さようです。皆が戦場で戦う間に、色々な対策を用意しました」
「対策を? どういうものだ?」
「以前に、唐の使者が国婚を論じましたが、今度は、こちらから唐に国婚の申し込みを」「国婚を?」
「さようです。スギョン様を送り、和睦を求めるのです」
ゲソムン「馬鹿な事を言うな。戦時中に和睦だと? それは降伏と同じだ」
「降伏ではなく、和睦です」
「黙れ。スギョン様を生贄にする気か」
ブ「民を苦しみから救い、皇室を保つためです。むやみに反対なさらぬよう」
「黙れと申したはず。これから平壌城はこのヨン・ゲソムンが守る。和睦などと口にする者は、この私が許さん」
サブクが城門から入ってくる。
サブク「陛下。唐軍が蛇水に着きました」
ゲソムンの驚く顔。
皇帝「蛇水へ? 蛇水ならば・・・平壌城とは目と鼻の先」
ゲソムン「何と・・・奴らが、もう蛇水まで来たのか?」
「さようです」

蛇水(唐の軍営)。
「ヤン・マンチュンが、必死に軍需倉庫を探しているが、何もしなくていいのですか?」
イ・ジョク将軍「(フフフフ)それは心配するな。絶対に倉庫は見つからん」
ソリンギ「おや・・・なぜ、そう言い切れるのです?」
「ヘス辺りだが、我らも正確な位置は知らん。下手に踏み込めば、隠れ潜む我が兵にやられるだろう」
うなずくソリンギ。
契丹の部族長イ・ソンチュン「では、平壌攻撃はいつです?」
「軍需品が届いたら、総攻撃をかける」
「高句麗の滅亡も近いですな。すべては鴨緑江での勝利のお陰」
ハン将軍「さようです。高句麗が滅べば、それは、ソリンギ将軍の手柄です」
ソリンギ「何? 虱だらけとか、汚いとか言ったくせに・・・」
ハン将軍「おやまあ、またその話ですか。私が悪かった。ソリンギ将軍は唐の真の英雄だ、そうだろう?」
ソリンギ「英雄は私ではなく、契丹の兵だ、こちらのイ・ソンチュン将軍が手柄を独占するべきです」
契丹の部族長イ・ソンチュン「とんでもない、すべてはソル将軍の指揮のお陰です」
ソリンギ「私は、大した事はしていない。イ将軍の配下に、イ・ヘゴという立派な者がおります。」
「イ・ヘゴ?」
「はい、鴨緑江での勝利は、裏の裏をかいたためで、その絶妙な時を、見極めた立役者です」
「素晴しい、良い部下を持った」
「恐れ多うございます、将軍」

草原をイ・ヘゴとチョリンが、馬を走らせている。
川のそばまで行く二人。
イ・ヘゴ「あとは、この川を越えれば、平壌だ」
チョリン「小さい頃に、飛ぶ鳥がほしいと言ったら、草原の果てまで行って、取ってくれた。でも兄上には、もう頼めないようだ。この戦で兄上は成長された。私は足元にも及ばぬ。兄上は父上を助けた。そして我が契丹族も救ってくれた。私は兄上がありがたく誇らしい。でもその反面、不安だ。あの時、鳥を取ってくれた優しい兄上を失いそうで」
「チョリン、この先、お前は、可汗となり、部族を率いる。私の任務は忠誠を誓い、可汗を守る事だ。お前にすべてを捧げる。それが私の運命だ。高句麗が滅べば、領土が得られる、もうすぐだ、じきに、契丹の世が来る」
チョリンの胸にあるペンダントのアップ(テ・ジョヨンにもらったもの)。
「(そのペンダントから視線を移す)チョリン、(思い直して)風が冷たい、戻ろう」

補給船の中。
「鴨緑江が突破されたら、唐軍は平壌を脅かしているでしょう。噂では、ヤン将軍が倉庫の発見に失敗したそうです。ご覧下さい(地図アップ)この赤い印が、軍需倉庫の場所です。ヘスを中心に散在してますが、それは、補給船で運ぶのが容易だからです。これから我らは、軍需倉庫を焼き払います、百済の水夫がいる限り、追いつく敵はいません。これからは、我らが高句麗を救うのです」

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