« KBSWORLDや衛星劇場の番組 | トップページ | テ・ジョヨン23回目 »

テ・ジョヨン22回目

第22話
ヨン・ゲソムン「ヤン将軍が私を殺せと命じたか?」
テ・ジョヨン「この事は、すべて私の企てた事です。刺客を送ったのも、ここまで入れるよう扉を開けたのも、すべて私一人で企てた事です」
「何? 貴様が…貴様がか?」
「ヤン将軍は関係ありません。怒りを静めるためなら、何度でも私をお殺し下さい。ヤン将軍は無実です」
「貴様…私を侮っているのか」
「大莫離支のお心は存じています。この国を心から憂いている唯一のお方です。そして、そのお心に負けないのは、ヤン将軍だけです。なのに、生涯の友をなぜ疑うのです? 将軍を疑ってはなりません。それは国の滅亡を意味します。隋の大軍より怖いのは、国が内紛する事なのです」
「これみよがしに奴は命令に背いた。それは反逆だぞ」
「事情があったはず。真意を確かめてください」
「真意だと? そうだな。刺客を送った真犯人がいるなら、真意もあるはずだ。だが、真意も真犯人も明かされぬ限り、お前もヤン将軍も、私の疑いから逃れられん」

小屋の中。チョリンが一人。
回想シーン。
テ・ジョヨンが馬に乗っている。
黒覆面のチョリンがテ・ジョヨンと刀を交わす。
回想終わり。
イ・ヘゴが小屋に入ってくる。
イ・ヘゴ「眠れないのか? (椅子に座る)予想通りなら、じきに高句麗に内紛が起きる。ヨン・ゲソムンが死ねば、高句麗も終わりだ。希望ができた。ヨンジュ…高句麗が滅べば、約束どおりヨンジュを得られる」
チョリンは、じっと黙ったまま。

閉じ込められているテ・ジョヨンとコルサビウ。
テ・ジョヨンは手裏剣を見つめている。
回想シーン。
黒覆面を取り押さえると、黒覆面は刀を取り落とす。
回想終わり。
テ・ジョヨンのM「そんなはずはない。チョリンが来るなんて…。本当に彼女なら…あの刺客は唐の者だ」
首を振るテ・ジョヨン。
「分からん、何が何だか…」

寝室のヨン・ゲソムン。
「そうだ、ジョヨンではない、私を殺したくば、刺客を送る必要なない。ブ大臣の話を信じてはならん(胸の痛みをこらえる)だが、ヤン将軍が唐征伐に反対なのは事実だ。無二の友、ヤン・マンチュンが、私の意に背いているのだ。一体どうすればいい…?」

ナムセンが酒を飲んでいる。
シン・ホンに酒を差し出す。
「一杯飲め」
「お酒は飲めません」
「つまらない人だ(酒をあおる)それで、主人が見つかれば、やはり私から去るつもりか?」
「お相手が必要ではなさそうですが」
「父上の容態が心配だ。そなたは、いつ回復できると思う?」
「正直に言ってもいいですか?」
「今までの話は嘘だったのか?」
「今は、容態を論じる時ではない」
「容態を論じる時ではない?」
「その後に備えなさい」
「何? その後?」
「大莫離支がなくなった後です」
「何を言う?」
「もうすぐです。大莫離支の死後、高句麗は混乱に陥るでしょう」
「言うな。亡くなるなんて…」
「現実を見てください。じきに大莫離支になります。今から対処してこそ、国を混乱から救えるのです」
ナムセン、驚きながら、酒をあおる。

フクスドルが部下を連れて、テ・ジョヨンの元へ。
フクスドルは、コルサビウとテ・ジョヨンを無理やり立たせる。
「俺は、お前らを見ると血が逆流する。お前はいうまでもないし、お前は、目つきが悪すぎる。まだ時は来ていないようだが、その時になったら、俺が殺してやる。こいつらを出せ」
「はい」
「急げ」

ヨン・ゲソムンの前で、礼をするテ・ジョヨン。
「座れ。夕べ、いろいろ考えた。ヤン将軍と決別するか、今までの友情に免じて、機会を与えるか。お前の言うとおり、ヤン将軍を殺すのは、この国にとって、望ましい事ではない。国のために命まで捧げると誓ったのだ。目をつぶるくらい何でもない。だが、私は唐を攻めると明言した。子々孫々、この地で暮らしていけるよう―ー唐を先に滅ぼそうというのだ。だがヤン将軍は真っ向から反対した。私はそれが許せん」
「私を遼東へ送ってください。ヤン将軍に大莫離支の意志を伝えます」
「それだけでは、奴の意志を変えられん」
「私が命をかけて、将軍を説得します。どうか命令を」
「遼東とヤン将軍、ひいては国の未来に関わる重大事だ。この身が砕けようともご命令を全うします」
頷くヨン・ゲソムン。

廊下を歩くテ・ジョヨンにコルサビウが近寄る。
コルサビウ「安市城へ行くのか?」
「(辺りに人がいないのを確認し、端によって)やってもらう事がある」
手裏剣を出すテ・ジョヨン。
「刺客が残した手裏剣だ、作った店を調べてくれ。誰にも気づかれないようにな」
「分かった、心配するな」

貴族たち。
「ジョヨンが遼東へ?」
「今朝出発したのを見ました」
「どういうことだ? 今度こそ奴は死ぬを思ったのに。遼東へ行くとは…」
サブク「大莫離支の命令を伝えに行ったはずです」
「命令を? 一体何の?」
「ジョヨンを送ったのは、ヤン将軍を説得するためでしょう」
ケジン「では、大莫離支は剣の代わりに手を差し伸べたのか?」
ソンギョム「我らにとっては、まずいぞ」
ブ・ギウォン「唐の刺客は?」
サブク「厳重監視中です」
「しっかり見張るのだ。成り行きが思わしくなければ、彼らの出番となるだろう」
「承知しました」
「待て待て。ところで、ヨン・ゲソムンがなぜ急に心変わりを?」
「奴のせいでしょう。テ・ジョヨン…ことごとく奴に邪魔されている」

馬で走るテ・ジョヨン。

ヤン将軍の会議。
テ・ジョヨンが入る。
「逞しくなったな」
「平壌の話を聞いて、お前を心配していた」
「申し訳ありません」
「それで、大莫離支を襲った刺客の正体は?」
「まさしく、それが私の来た理由です。大莫離支は、黒幕として将軍を疑っています」
一同驚く。
テ将軍「何だと? 大将軍が刺客を送っただと?」
「正気ならば、考えられない事です」
「どういう事か。事の顛末を説明せよ」

ナムセン「ジョヨン…、ジョヨンを遼東の使者に? 戻って来ないでしょう」
ゲソムン「戻ってこないなら、敵はおのずと明確になる」
「こちらの事情が遼東に知られてしまいます」
「それが心配か? 私が奴らに負けるとでも?」
「そうではなく…」
「私は今、唐をいかに滅ぼすか苦心しておる。その私が偏狭の武将ごときを恐れるか」
「いいえ」
「ジョヨンが消息を送るはずだ、何としても、味方同士の戦は避けたい。ナムセン」
「はい」
「唐征伐の準備は順調か?」
「イ将軍とオン将軍が、軍を増強しています」
「長引かせるな。お前が遠征を指揮せよ」
「はい」ナムセンは下がる。
「ヤン・マンチュン、ヤン・マンチュン…」

安市城。
ヤン・マンチュンとテ将軍、テ・ジョヨンがテーブルを囲んでいる。
ヤン将軍「さあ、飲もう」
ヤン将軍とテ将軍は、飲む。
ヤン将軍「ジョヨン」
「はい、将軍」
「大莫離支について、話してない事は? いいから話せ」
テ将軍「早く、言うがよい」
「今―ー、大莫離支は深い傷を負ってます」
ヤン将軍の驚いた顔。
テ将軍「傷だと? 大莫離支が怪我をなさったのか?」
「さようです。そのせいで心を乱しておられます」
ヤン将軍「平壌城へ戻るな。この件は簡単に解決できそうにない」
「ここに残れば、さらに厄介になります」
「そうです。当然戻るべきです」
「ジョヨンは、大莫離支に従うべきだと思うか?」
「遼東と平壌の衝突を避ける道はそれだけです」
「だが、民を苦しめてはならん。今まで命がけで外敵と戦ったのも、国を守り、民を救うためだった。なのに、勝ち目のない戦に参戦しろとは」
「ですが、将軍」
「(箱から手紙を取り出し、ジョヨンに渡す)大莫離支に伝えろ。我らは無二の親友だ。生涯、共に国難を乗り越えてきた。そんな彼を説得できずして、どうして友と言えよう」「でも、容態が…」
「ヨン・ゲソムンは、体より心の傷のほうが問題だ。周囲には心を許せる者がいない。大莫離支には、孤独こそが最も深刻な病だ。ジョヨン」
「はい、将軍」
「お前にお願いしたい」
「お願いだなんて、そんな」
「大莫離支の命は、もう長くなさそうだ。最後までお世話してくれ。私的には友だが、国から見れば、実に偉大なお方だ。その晩年が孤独だとしたら、国の偉人に対する私の不忠と言えよう。これ以上孤独な余生にならぬよう、お世話してくれ」
「承知しました」

ヨンジュ・契丹の陣営。
ソリンギ「皇命? 私を捕らえろと、陛下じきじきに命令を?」
「さようです。朝廷は将軍の首に銀100両をかけました。」
ソリンギ「100両? 何と…この私の首に、金でもなく銀100両だと? けち臭い奴らめ」ソン・マニョン(部族長の義弟)「ソル将軍の行方を知る者は?」
「いる。皇后陛下だ」
イ・ソンチュン(部族長)「万が一、皇后が心変わりしたら…」
「有り得ないが…分からんな。元々女は分からないものだ」
ポンペ「このヨンジュも商人が出入りします、決して安心できません」
「だからと、高句麗に行けるか」
「そうですね」
「もう少し待とう。イ・ヘゴから連絡が来るはず。今、ヨン・ゲソムンが死ねば、どんなに嬉しいか。そろそろ死ぬ頃だが…」

則天武后の部屋。
「陛下がご病気?」
「さようです」
「大変だわ。最近病気がちで…それで、医師は何と?」
「病名が分からないそうです」
「何だと? 病名が分からぬ?」
「皇后陛下、イジョク将軍と、ソ将軍です」
「通せ…まあ、二人とも何用で?」
「ソリンギの行方をお知らせ下さい」
「なぜ私に聞く?」
「皇后陛下、隠してはなりません」
「隠す? 私がソル将軍を隠したと?」
「捕まるまで、鞠問は続くでしょう。国の安定のため、将軍の居場所をお教え下さい」
「(テーブルをたたく)イジョク大将軍、脅迫か?」
「皇后陛下」
「知らぬ事、私とは無関係だ」
「では、彼が捕まっても、口出しは無用ですぞ」
「たった今―ー、ソリンギとは無関係と言いました」
「奴を煮ようが、焼こうが、こちらの話です」
「勝手になさい。だが、その代わり覚えておくがよい、陽は一箇所に留まらぬ。陰と日向はいつか換わる」

手紙を恭しく捧げもち、ヨン・ゲソムンに手渡すテ・ジョヨン。
「ヤン将軍からの親書です。この中にヤン将軍の真実があります」
「真実などどうでもよい。敵か味方か、私の目にはそれしか見えない」
「早くお読み下さい。ヤン将軍は心から国を憂いておられます」
「では、ヤン将軍のは忠誠心で、私のは偽りの忠誠心か? 私の望みは、ヤン将軍と共に唐を征伐することだ。お前を遼東に送ったのも、最後の機会だったのだ。だがお前のことだ、手紙の内容は、私を説得するものだろう」
「大莫離支」
「お前は、命令を全うできなかった。さらに説得を試みるとは、ヤン将軍に同調したな。この瞬間から、お前を敵とみなす。ここで殺すべきだが、今までの縁に免じて生かす。今すぐ出て行け」
「大莫離支」
「どこへ行こうと構わん。これで私との縁は終わりだ」
「そうはいきません。私は最後までお仕えします」
「誰かおらぬか」
「はい(ナムセンたちが入ってくる)」
「奴を追い出せ。またここに来たら、容赦なく斬る。追い出せ」
「はい」
「大莫離支、私は最後までお仕えします」
「追い出せ」
「大莫離支、最後まで…」
「連れて行け、早く」
「大莫離支」
胸を押さえて苦しむゲソムン。

ゲソムン邸の入り口付近。
テ・ジョヨンの声「大莫離支、最後までお仕えします」
テ・ジョヨンが、引きずり出されて、地面にたたきつけられる。
フクスドル「生きて出るとは、運のいい奴め」
「だんな様、追い出さないで下さい。だんな様」
立ち上がったジョヨンをフクスドルが蹴り倒す。
ナムセン「また来たら、切り捨てろ」
「はい」
「だんな様」
フクスドル「(ジョヨンを捕まえて)聞いたか? 今度お前を殺しても俺を恨むなよ。行くぞ」
「大莫離支」

ヤン将軍の手紙を前にしているゲソムン。
「ヤン将軍はこの手紙に、私への憂慮を綴ったはずだ。情感を込めて、昔の思い出を辿りながら慰めているだろう。だが今は、読んではいかん。体が弱った分、心を強く持たねば。友情は人生と共に終わるが、歴史は永遠に残るのだ。唐征伐のためなら、すべてを捨てねば…一切合切を」
手紙を燃やすゲソムン。


コム・モジャム「何? 大莫離支がヤン将軍を殺そうと?」
ジョヨン「今は、固く決心した様子です」
「遼東の軍事編成変更の時から不安だった。来るものが来た」
コム・モジャム「このままでは、平壌と遼東は衝突するぞ。我らだけでも防がねば」
チャン・サネ「大莫離支が正気でないとの噂だ。間違えば命を失うぞ」
「方法はあります(手裏剣を出す)刺客が使った手裏剣です。形からして平壌で作られたものです。私が思うに、刺客は唐の者です」
「唐の者?」
「はい、黒幕が唐だと分かれば。大莫離支もヤン将軍を逆賊にできません」
「それが一番良い方法だ」
コルサビウ「師範、兵が必要です。兵を下さいませんか?」
「よし、部下に言いつけよう」
「感謝します」
サネ「明朝、大殿で朝会がある。大莫離支の召集だが…どうも雲行きが怪しい」

大殿・朝会。
ヨン・ゲソムン「ヤン将軍は、国を支える大黒柱です。ですが、腐った大黒柱なら、先に切り倒した方が安全です。朝会開催を願ったのは、皆の意見をまとめ、その処罰を決めるためです」
一同微妙な顔。
「皆、意見を申されよ。腹を割って話せ。ヤン将軍は忠臣なのか。っそれとも逆賊なのか」
イ・ギウ「以前に陛下が唐征伐を命じられました。しかし、正面から拒否した以上―ーこれは明確な反逆です。しかも、時宜に刺客が現れました。これは、遼東の陰謀に違いありません」
「では、次に、大臣たちの意見を聞こう。ヤン将軍は、唐征伐に反対しておる。ヤン将軍とこの私のどちらが正しい?」
ブ・ギウォン「大莫離支の行動は、国を憂う忠誠心からです。ですが、ヤン将軍は遼東の利のために、姦計を弄しています」
ケジン「さようです、どうか、大業の志を失われますな。反対するものは、「皆裏切り者です」
「皆の意見は分かった。陛下、直ちにヤン将軍の召喚命令を。後はこの私にお任せ下さい。今すぐ、遼東に伝令をお送り下さい」

廊下。
サブク「これで、ヤン将軍は逆賊となります」
ケジン「我らを狙った矢が遼東へ飛ぶとはな」
「大莫離支はもう長くはない。ヤン将軍さえ消せば、我らの望む世が来ます」
サブク「しかし、、大莫離支の死後はナムセンが後を継ぐはずです」
ブ「ナムセンも簡単には大莫離支になれまい」
ケジン「策でもあるのか?」
「まずは、ヤン将軍を消すのです。大莫離支が死んでも、将軍がいる限り、唐との和睦は無理です。ヤン将軍が死んでくれれば、戦に苦しむ民を救えます。ところで、テ・ジョヨンは平壌から消えたのか?」
「大莫離支邸を追い出されて、遼東へ戻った様子」

コム・モジャムが兵士たちを連れて、門から出てくる。
兵士の中にはテ・ジョヨンも。

ポジャン王御前。
コム・モジャムとテ・ジョヨンが入り、座る。
スギョン「誰かに見られませんでしたね?」
コム「はい。気づかれなかったでしょう」
王「今度の事は、近くでよく見たはずだ。さあ話せ。ヤン将軍たちは、謀反を企てたのか?」
テ・ジョヨン「天に誓って、ヤン将軍は逆賊ではありません」
王「(ため息)すでに使者は安市城へ…」
スギョン「今からでも密使を送りましょう」
コム「事情を知っても、陛下の召喚に応じるでしょう」
王「そうだろう。皇命に背けば反逆を認めることになる」
スギョン「大莫離支が怪我をしたとの噂は本当?」
ジョヨン「事実です。大莫離支は驚くべき忍耐力で、苦痛と戦っています。怪我が知られれば国が乱れるからです」
王「大莫離支らしい。彼の忠誠心には冷やりとする事がある」
コム「ですが、過ぎたるは及ばざるが如し。過度な忠誠心がこの事態を起こしました」
「もどかしいものだ。ヤン将軍なら大莫離支を止められると思ったが。むしろ両者が衝突しそうだ。防げる臣下がおらぬとは」
コム「申し訳ありません」

太学。
テ・ジョヨンが歩いている。
手裏剣が飛び、テ・ジョヨンのそばの柱に刺さる。
コルサビウが現れる。
「手裏剣を作った店を見つけた」

鍛冶屋の中。
鍛冶屋とサブクがいる。

太学の室内。
コルサビウ「ソル・ゲドウという。この辺りで、鉄を打つ腕は一番だ。都城守備隊のサブクとも親しい」
ジョヨン「サブク?」
「そこで、兵器を購入しているようだ」
「サブク?」
「ブ・ギウォン側の者だが、特に怪しい節はない。待つ必要はない、急襲しよう」


ナムセンが箱から手裏剣を出して見ている。
シン・ホンが来る。
「だんな様」
「よく来た。調べたか?」
シン・ホンは、手裏剣をテーブルに置く。
二本の手裏剣を比べるナムセン。
ほとんど同じ。
シン・ホン「お話のとおり作られた所は刺客の潜伏先です」
「今夜―ー、急襲するぞ」
「彼らは遼東とは無関係です。私が思うに―ー彼らは唐の間者でしょう」
「唐の間者?」
「だんな様、彼らを捕らえるのは、ヤン将軍の無実を示す事です」
「誰だかは関係ない。父上を狙う者は、成敗してやる。即座に奴らを調べ上げるとは大したものだな」



鍛冶屋。
サブクたちが来る。
ソル「いらっしゃい。ご注文の手裏剣100本です」
サブク「(小声で)そのまま聞け。数日前から監視されている。今夜ここから逃げろ。(大きな声で)品は後で取りに来る(出て行く)」
「はい、承知しました。お気をつけて」

夜、鍛冶屋を急襲するコルサビウとテ・ジョヨンたち。
中はもぬけの殻。
「もぬけの殻だ。気づかれた」
そこへ、ナムセンとその兵士たち。
フクスドル「下がれ、ナムセン様だぞ」
ナムセン「所属は?」
テ・ジョヨンとコルサビウが、中から出てくる。
ナムセン「捕まえろ」
双方とも剣を抜く。
ナムセン「(テ・ジョヨンに気づき)貴様…。貴様だったのか」
テ・ジョヨンは首を横に振る。
ナムセン「遼東の差し金で父上を狙ったな?」
「いいえ、誤解です」
「黙れ、ここは刺客の巣だ、とぼけるな」
「違います。刺客を追ってて…」
「者ども、捕まえろ」
フクスドル「殺れ」
戦いになる。
コルサビウ「逃げろ」
テ・ジョヨンは、ためらいながら逃げる。
ナムセン「捕まえろ」
コルサビウがさえぎる。
コルサビウ「邪魔すれば、皆死ぬぞ」
フクスドル「どけ。阿呆が。コルサビウ、阿呆が。今夜でお前は終わりだ」


走って逃げるテ・ジョヨン。
追う人影。
一休みするテ・ジョヨン。
チョリンが物陰から、手裏剣で狙うが、ためらう。
手裏剣を落とす音。逃げるチョリン。
テ・ジョヨンが、剣を抜き、探る。
手裏剣を見つける。

フクスドルに拷問されているコルサビウ・
「言え、遼東の差し金だな?」コルサビウがにらむ。
「貴様…つぶすぞ。その目はやめろ。よし…言え。お前がちゃんと白状すれば、全部許してやる」
フクスドル「お前は天を何と呼ぶ?」
「何? 天だ」
「ならば地は?」
「そりゃ、地は地だろう。おい、貴様…」
「天は地になれん、それが答えだ、石頭め」
「何? い…石頭? よし、とことん行くぞ」
フクスドルは、コルサビウの背中を棒でたたき始める。

ヨン・ゲソムン「何? ジョヨンが?」
ナムセン「間違いなく奴の仕業です。黒幕は明白です。今頃は、皇命が遼東に届いたはず。応じなければ遼東と戦になるでしょう」
「ヤン・マンチュン…」

安市城の廊下。
ヤン・マンチュン「直ちに平壌へ行く準備を」
「なりません」
「陛下の命令だ」
「大莫離支の罠です」
「皇命には背けぬ」
「ですが、将軍」
「平壌と遼東が分裂したら、国は終わりだ。潔白の証を立てるため、私が行く」
「お一人では行かせません。私もお供します」
「私もです」
「トルバルも行きます」
「ム・ヨムもです」
「お供させてください。死ぬ時も、お供します」
「お供します。どうか許可を」


騎馬兵数人が走っている。

ヨン・ゲソムンが茶碗のにおいをかぎ、シン・ホンを見る。
ナムセン「医術にも長けています。安心してどうぞ」
飲もうとするゲソムン。
「大莫離支」
フクスドルが飛び込んでくる。
「大変です、大莫離支」
「貴様、ここを何処と心得る?」
「すみません」
「もうよい、それで、一体何事だ?」
「たった今―ー安市城への使者が戻りました。ヤン将軍が平壌へ向かっているそうです。しかし、ヤン将軍だけでなく、遼東の武将全員が同行していると」
ナムセン「遼東の武将が?」
「そうです。総兵力は数千にのぼります」
ゲソムン「(顔をゆがめる)数千?」
ナムセン「数千の遼東軍が平壌へ?」
「はい、武装した兵が数千です」
「父上」
「召喚に応じたのではない。平壌を攻めに来た反乱軍だ。ヤン・マンチュン、ヤン・マンチュン、貴様。決して生かさんぞ。ヤン・マンチュン。おのれ…!」




|

« KBSWORLDや衛星劇場の番組 | トップページ | テ・ジョヨン23回目 »

テ・ジョヨン」カテゴリの記事

韓国ドラマ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/190978/43034980

この記事へのトラックバック一覧です: テ・ジョヨン22回目:

« KBSWORLDや衛星劇場の番組 | トップページ | テ・ジョヨン23回目 »