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スラムドック&ミリオネアの試写会に参加させていただきました

スラムドック&ミリオネアの試写会に参加させていただきました。

スラムドック&ミリオネアは、アカデミー賞8部門を受賞した作品です。
そんな映画の試写会に参加できるなんて、超ラッキー!!

と、軽い気持ちで参加したのですが。。。

映画の中の世界にすっかりはまり込み、日本では想像もできない状況から私も逃げ回っていました。


映画やドラマのセオリーから言うと。。。

まずどん底から、大金持ちになるという驚きの展開ですが、「ふり幅が大きい」とかいったりして、面白いシナリオを書くときのポイントらしいです。

説明抜きで、場面がどんどん展開する貼り手型の始まり方も、魅力ポイントです。。
見ているほうは、わけがわからないうちに、映画の中に引き込まれてしまう。


回想シーンが多いのですが、これも重要なポイントだと思います。

トップシーンは、たぶんクイズ・ミリオネアという番組。

現在時間と、一つ目の回想シーン、二つ目の回想シーン、と3つの時間へめまぐるしくとぶので、ますますよくわからないけれども。。。

一つ目の回想シーンは、警察。
クイズの答えを知ったいかさまの方法を自白しろと迫られて、天井からつるされたりしちゃいます。

二つ目の回想シーンは、幼いジャマール兄弟の生活。

わけわからないと思いながら、見ているうちに、事情がだんだんわかってきます。
ジャマールは、大変な苦労をしながら、育ってきた中で答えを知ってしまったと。

回想から回想へ飛んだりするのは扇状回想法。
日本では橋本忍さんの「切腹」や「羅生門」で有名で、難しい方法とされています。
スラムドックの脚本家は、フルモンティの脚本家だそうで、コミカルなシーンもあって、なるほどフルモンティの脚本家と思ったのですが、難しい扇状回想法を使って、これほどすばらしいドラマチックな展開を作り上げるなんて、並大抵の腕ではないと思いました。


インドの実情は日本人にとって、まるで別世界。

映画の背景となるインドの状況について、ちょこっと知っていることを書くと。。
インドのスラム街の悲惨さは、単に貧富の差だけではありません。
インドは、カースト制度というヒンズー教の制度にしばられていて、上位カーストと下位カーストは、厳しく区別されています。

ある本によると。。。
日本人が同乗していた車で交通事故が起きた。最下層カーストのある職業とわかる歩行者を車でひいてしまったのだが、当然そのまま走り去るのだという。
最下層カーストの人間の命は、どうでもいいらしい。
立ち読みした本で、日本とはあまりにも違っているので買おうかと思いましたが、関係ない話まで読む暇はないと思ってやめました。

イスラム教などの他宗教は、最下層のさらに下という位置づけだそうで。。。

カースト間の争いは、数々報道されています。
カーストが違う男女が恋愛しようものなら、報復合戦が始まり、信じられないようなむごい結果になった話があります。


ムンバイの町を逃げるとき、黒い大きな犬がのんびり道端に寝そべっているのに、ジャマールたちは、殺されそうになって逃げていました。
犬のほうが、インドでは楽かも。
そういえば、牛って、インドで大切にされているんじゃなかったっけ。


オリバー・ツイストみたいな、子供に稼がせる悪人にはびっくり。
こんなことまでするの? と思います。


逃げ出して、たくましく列車の中やタージマハールで生き抜く姿は、楽しくて、笑ってしまいました。
タージマハールで、口からでまかせを言いながら、ガイドをしちゃうシーンなどは、すごくおかしくて、文句なしに笑えます。

しかし、愛するラティカを探しにムンバイに戻ってくると。。。

命がけでラティカを見つけたけれども、兄のサリームは。。。

これ以上言っちゃうとねたばれになるので、やめます。



試写会を見た翌朝、目が覚めると、逃げなくっちゃ、とまだ思っていました。
その次に、ラティカとジャマールの愛、セリームの兄弟愛が、突然よみがえり、涙が出てきました。

日本では、恵まれた生活をしているのに、自殺する人がいる。

インドでは、これほど悲惨な生活の中で、愛し合い、助け合い、必死に生き抜いている。
逃げ切ったときの笑顔のうれしそうなこと!!

人間の生きる力、生きる意味、そんなことを感じさせられました。


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