神尾真由子さんの演奏
NHKのハイビジョン放送で、神尾真由子さんの演奏を放送している。
昨年のチャイコフスキーコンクール優勝記念コンサート2007年10月サントリーホールの演奏だ。
年末に、チャイコフスキーコンクールの様子や、神尾さんの特集番組を見た。
すごい演奏家だ。
神尾さんを教えた音大の先生が、たしかショスタコのVLコンチェルトだったと思うが、神尾さんが難曲を1週間で譜読みしてしまうのをみたと話していた。
「そういう人がいるというのは聞いていたが、実際に見たのは初めてでした」
と言っていた。
どれほど桁外れなことなのだろうか?
チャイコフスキーコンクールでも、神尾さんが優勝するといわれていたそうだ。
それほどずば抜けていたと。
情熱が違うのだそうだ。
情熱は教えられないと、有名な演奏家が語っていた。
このサントリーホールの演奏は、さらにすばらしい。。。
これから、どのように成長していくか楽しみ、と誰かが語っていたが、確かに、成長している。。
すごい演奏家だ!!!
コンクールのときより、音が澄んでて、奥深く、雄弁に物語るような表現力を増している。
日本の宝ですね。
今、シベリウスのコンチェルトを聞いているが、こんなすばらしいシベリウスはなかなかないだろう。
世界のトップクラスと比べても遜色ないと思う。
番組の最初に、音楽解説者が、
「昨年大事件が起きました。神尾さんのチャイコフスキーコンクール優勝です」と話していた。、
ソビエト崩壊で、チャイコフスキーコンクールのレベルが落ちたとか、一時言われていたが、ロシアは、今、再び強大になりつつある。
チャイコフスキーコンクールのレベルも復活しているのだろう。
バックのオーケストラが、一時ひどかった。
一流の演奏家がみんな外貨を稼ぎに、外国へ出ていると噂されていた。
「今日の曲は、内に秘めなきゃいけないので難しい。出してしまうほうが簡単なのだけど」
と神尾さんが語っていたが、たしかに、内に秘めた情熱、熱いものを感じる。
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