カテゴリー「小説・シナリオ」の3件の記事

清水 曙美先生の訃報

脚本家教室の清水 曙美先生が、突然亡くなられたというニュースが新聞に出ていました。

71歳だったそうですが、そんなお歳に見えなくて、せいぜい50歳代くらいかと思ってました。

六本木の脚本家教室の室長で、とてもやさしくし、励まして指導してくださいました。

清水先生のゼミが一番人気がありました。

受賞者とか、デビューする人とかが、一番多いという話だったと思います。

でも、昼間のゼミなので、私はいけませんでした。

実際に書いてみる授業では、とてもほめてくれる先生で、自信がついたのを覚えています。

先日のパーティでも、挨拶しておられました。

あのパーティを企画してくださったのだそうです。

優しい笑顔が、印象的でした。

ご自身のデビュー作のエピソードを、赤裸々に教えてくださいました。

もう一度、清水先生の優しい笑顔にお会いしたかったと思うような、素敵な先生でした。


昔の写真だそうです。


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ご冥福をお祈りいたします。

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浅田次郎の講演

昨年、浅田次郎の講演を聞いた。
そのとき、「終わらざる夏」という単行本の話とか、西太后や張作霖などの話を聞いた。

張作霖は、悪く言われているが、あれだけのことをしたのだから、どこか魅力的な人物なのだろうと。
また、西太后がいなければ、中国はもっと早く滅んでいただろうと。

なるほど、というか、浅田次郎の作家としての考え方を聞かせてもらって、おもしろかった。

西太后は、今テレビでやっているけれども、「蒼穹の昴」でしたっけ、あまり見る気にならない。

西太后役の田中は、おしんのほうが似合っているというか、どうしても、貧乏臭い役のイメージが強すぎて、西太后の役を演じているのを見ると、作り物っぽくて、見る気にならない。

また、本も読んでいないし。。。

壬生義士伝は、映画もドラマも面白かった。

泣かされてしまった。。。

「終わらざる夏」のことを、ちょっとだけ、説明していた。

浅田次郎は、自衛隊にいた経験をいろいろ書いているが、めちゃめちゃおもしろいのが、ヘルメットの話と長靴をなくす話。

自衛隊では、装備品をチェックするのだそうで、なくすと大変なので、いろいろやりくりするのだそうだ。

浅田次郎氏は、頭が大きくて、自衛隊のヘルメットにはいりきらなかったとか。

講演会場で、写真をこっそり撮ってしまったが、確かに、大きそうだ。

Dscf1987

Dscf1995

おでこのはり具合など、只者ではない。

「終わらざる夏」のねたは、自衛隊にいたころ、上司というか、先輩というか、そのころの自衛隊には、旧日本軍の軍人さんがいて、その人たちに聞いた話なのだそうだ。

長年温めてきた話というわけではないけれども、いつも、心のどこかに、この話を書かなければいけないと思っていたそうだ。

太平洋戦争末期、石油が無いために、占冠島に集結していた日本軍は、船を動かすことができなくて、ほぼ無傷の日本軍が残ったまま、終戦を迎えたそうだ。

例によって、終戦後にもかかわらず、ソ連が攻撃してきたため、全軍臨戦態勢を整えて、戦い、撃破した。

ところが、終戦後だからというので、武装解除させられ、最終的にシベリア送りになってしまったとか。

そのときの話なのだそうだ。

読みたいと思ったけれども、文庫本になって、軽くなってから、買って読むつもりですけれども、一時かなり売れていたみたいですね。

今も、文庫本の「蒼穹の昴」がアマゾンの浅田次郎さんの本でトップだけれども、単行本としては、「終わらざる夏」がダントツの一位。

売れてるんですね。

早く読みたいけれども。。。

ほかにもいっぱい読みたい本がたまってます。。。 浅田次郎氏と同じく、古本屋の前に止まると、買ってしまう私。。。


モバイルのリンクはこちらです。
終わらざる夏 上
終わらざる夏 下

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小説講座の仲間たち

小説講座では、いろいろな人がいた。
何年も書き続けていて、それぞれかなりの腕前。

最初に通った小説講座では、地方の小説コンクールに入賞した人がいた。

一位にはならないけれども、何回も入賞経験がある女性。
Bさんと呼ぶことにする。

何かのコンクールの二次予選を通過したことがあったという人は、先日ばったり会ったところ、何かの小説コンクールで入賞していた。
Aさんと呼ぶことにする。Aさんは、若いころの実体験をもとにした少説があって、それを出版したいので、勉強しているという人だった。その小説を読ませてもらったけれども、なかなか面白かった。

若いころの恋愛小説で、Aさんは男性だけれども、確かに面白くて、読みたいと思われるような小説だった、

しかし、小説として売り出すには、きっと何かが足りないのだろう。

最初に通った小説講座の先生は、昔芥川賞をとった作家。
二番目に通った小説講座の先生なら、いいアドバイスをくれて、いい作品なら出版してくれるかも知れないけれども。

Aさんは会社員をしながら、毎日書いているという。

そして、昨年、しばらくぶりに小説講座に顔を出したところ、AさんとBさんがいなかった。二人で旅行に行っているといううわさだった。

小説のねた作りに、二人で不倫をしているというのでびっくり。
そこまでするか、というか、そこまでして小説を書くか、と、思うけれども、それでデビューできたら、御の字だろう。

下手な人もいろいろいて、中年&老年の妄想炸裂小説を読むはめになり、気色悪い人も何人かいた。

ある男性は、奥さんがシナリオライターで、その男性は、自分もライターなのだそうだけれども、奥さんとテープレコーダーをおいて、いろいろ話したというストーリーの小説は、こんなこと書いていいの?という内容だった。

これで友人をなくしたといっていたけれども、後日その人の奥さんの名前を、ある場所で見つけてびっくり。
本当にシナリオライターだった。
変わった名前なのですぐにわかったけれども、世の中には、変わった夫婦もいるらしい。
しかし、あの小説のことを奥さんは知っているのだろうか。
と思うけれども。

Bさんは、風景描写がうまくて、先生も絶賛するほどだった。

もちろん、ただの風景描写ではなく、心情が投影されているような描写で、大好きな故郷の風景なのだそうだけれども。

Bさんは、いくつも書いてきた。

ストーリーがつまらなかったりするのだけれども。
夜中に、小説を書いていると、いろいろな自分になって、おかしくなりそうなときもあると言っていた。


もう一つ通った小説講座、つまり、元文芸部長が講評してくれる小説講座では、わざわざ広島から新幹線で通ってきている人もいた。

その人は、体が悪くて、障害があるのだけれども、何十年も書き続けていて、時代小説がうまかった。

また、昔、小説現代新人賞を受賞したという女性もいた。
小説コンクールを受賞した人でも、作家として本を出せないらしい。

アマチュアと一緒に作品を提出して、勉強していたが、さすがに上手だった。
その人が書きたい事件(自分の家族に関係し、また戦後史で重大事件)を書いていた。

内幕というか、そういうことがあったのか、という内容で、もし世に出れば、売れるかもしれないけれども、その人の描き方は、読み手から見ると、あまり面白くない描き方だった。
つまり、自分の家、家族を美化していて、ちょっとハナについてしまう。

10人以上いたと思うけれども、それぞれの作品を、きちんと読んで批評するのは、確かに疲れるだろうと思うような力作ぞろいだった。

先生のアドバイスで書き直して、もう一回講評してくれた。

私は、一人称で書いたけれども、三人称で書いてみてくださいといわれて、書き直した。
しかし、一人称小説は書きやすいけれども、三人称小説をどうやって組み立てていけばいいのか、いまいちわからない。
わからないながらも、やってみた。
50枚分だから書けたけれども、長くするには、どうやって組み立てていいか、もうちょっと調べないと書けない。
視点の統一というのがあって、章ごとに変わるのはいいけれども、段落単位で視点が変わったりするとだめなのだそうだけれども、そのあたりのことがいまいちよくわからない。無意識にやってみて、これでいいとか、だめ、とか、教えてもらえると、たぶん話が早いのだろうけれども。


ある女性の書いた小説は、悲惨すぎて、読むだけで憂鬱になるような小説だった。

そういうこともあるかもしれないと思うけれども、そこまで書かなくてもいいんじゃないのか、と思うような、救いのない小説だった。

先生は、やはり、そういう小説はだめ、と、言っていた。

しかし、その女性の小説は、上手だった。

筆力というか、文章自体は、すばらしかった。
それだけに、なおさらその悲惨さが迫ってきて、やりきれないような気持ちになる小説だった。

小説家としてデビューしている人が書いた小説とは、どこがどのように違うのか、と思うけれども、やはり、文章に表れる人間性なども関係しているしているだろうし、テーマ、モチーフの選び方も大切だと思う。

小説講座の仲間たちの小説は、小説家の駄作よりも、おもしろくて、上手な小説もあったが、これだけ、がんばっていて、こんなに上手なのに、小説としてお金が取れるかというと、無理かもしれない、という感じ。

お金を払って読む気になるか。

それが問題だ。

原稿用紙50枚の小説を提出して、先生が講評するという小説講座だったけれども、提出された小説は、大作ばかりだった。
先生は、こんなに長い小説ばかり読んで、さぞかし大変だっただろう。

やめるとおっしゃったのも無理はない。


最初の小説講座で、私は二年以上通って、やっと三つくらい提出した。

二つ小説コンクールに出して、落選した。

小説の勉強は、マラソンと同じで、毎日書くことだそうだ。

文章を書いて、人に見てもらうのがいいらしい。

中途半端な小説を人に見せるのは、かなり恥ずかしい。

そう思ってしまうから、だめなのか。

今は、何も書いてないけれども、ブログを書くだけでも勉強になる。

そのうちにきっと書きたいと思う。

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